1. 主要ページへ移動
  2. メニューへ移動
  3. ページ下へ移動

太陽光ブログ

記事公開日

クラスター断線ソーラーパネルを見つけた

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

社内で購入した中古ソーラーパネルをSolamenteで点検しクラスター断線を発見、原因を特定した事例です。

原因となったはんだ接合部の剥離部分、および、クラスター断線で作動を続けたバイパスダイオードとも発熱の跡が見られました。断線のまま、長期にわたって稼働を続けていたようです。

Solamenteのデモに行くと、たまに出会うクラスター断線したソーラーパネル。でも、色々な「しがらみ」があって、なかなか公開できませんでした。ついに、Myパネルから発見です。パッと見には、なんの異状も見られませんが、ソラメンテしてみると、右2列の計4本のバスバーが反応しません。

ソーラーパネルの裏をサーモカメラで見ると、ジャンクションボックスの一部が発熱していました。まさしく、バイパスダイオードが働いており、クラスター断線状態です。



Myパネルなので、ジャンクションボックスを開けてみます。おどろいたことに、バイパスダイオードがある位置は、発熱のためポッティング樹脂が変色していました。



クラスター断線の原因は、インターコネクタの半田接合部の不良です。もともと接合が不完全で、温湿度ストレスにより接続と離合を繰り返しながら、高抵抗となり焼け切れたと思われます。

バックシートに焦げ痕と、剥離がみられることから、かなり発熱したと考えられます。

(初公開日:2013年09月03日)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
オンラインストアはこちら

お問い合わせ

お電話でのお問い合わせ

077-599-5040

9:00~17:00 [平日]