パネル枚数は8直4ストリングの32枚。当日の発電量は、675W(天候は晴天)。ストリング4回路(①~④)の開放電圧測定を行なうと①220V、②190V、③170V、④220Vであった。この結果より②と③の開放電圧低下から、ストリング内のパネルに何らかの異常があると思われた。
ソラメンテ-Zで①②③④のストリングを開放状態にしインピーダンス測定すると、4ストリング全て高抵抗を検出した。その後発電状態に戻しソラメンテ-iSでパネルを測定したところ、③と④のストリングに各4枚の故障パネルを特定した。
①と②のストリングでは、全てのパネルで ソラメンテ-iSが反応しなかった。これは該当ストリングでは開放電圧が出ていることより、故障パネルが多発し、PCSの動作点において発電電流が流れていない状態となっていると想定できる。該当ストリングの電流を実測すると、①0.6A、②0.3Aでと大きく低下していることが確認できた。