知らないとはいわせない!? 太陽光パネル基本の「き」(太陽光パネルに異常に詳しい会社のメルマガ 2022.11.30)


琵琶湖のほとりからfrom 藤本 秀樹 皆さん、こんにちは。12月決算の会社、アイテスの藤本です。メルマガの発行間隔があいてしまい申し訳ございません。さて前回のメルマガは、太陽光パネルはメンテナンスフリーではない旨を改めてお伝えする内容でした。 今回は、太陽光パネルの基本的な構造についておさらいさせて下さい。ご存じの方には、初歩的な内容すぎてあくびが出るかもしれません。しかし、「基本を制する者が世界を制する」とパブロ・ピカソも言っております。何卒お付き合いください。それではまず、太陽光パネルの種類について。 太陽光パネルは大きく分けると「シリコン結晶型」と「薄膜型」に分けられます。 日本市場では「シリコン結晶型」が9割以上を占めています。 そのため、弊社のソラメンテシリーズも結晶型太陽光パネルを対象としております。 次に、太陽光パネルの構成について。 結晶型太陽光パネルは、約150mm角の「セル」を最小単位として構成されています。 1枚のセルの電流は約8Aですが、電圧は約0.5Vしかありません。ですので、利用しやすい電圧にするため、「インターコネクタ」と呼ばれる配線でセルを全て直列につなぎ、数十Vにまで電圧を高めます。セルをインターコネクタで直列につなぎパッケージ化したモノが太陽光パネルとなります。ただ、この状態では全てのセルが直列につながれているため、影がかかるなど、一部のセルで電流が流れにくい状態ができると、パネル全体に影響が出てしまいます。 そのため太陽光パネルには、ダイオードが配置され「バイパス回路」が作られています。 バイパスダイオードで分割された部分的なセルの集まりのことを「クラスタ」と呼びます。 多くの太陽光パネルは、バイパスダイオードが3つ配置されています。ですので、大体の場合、1枚の太陽光パネルには、3つのクラスタが直列に接続されています。結晶型太陽光パネルはセルを最小単位としていますが、発電がおこなわれる基本単位は「クラスタ」になります。この「クラスタ」は太陽光パネルの故障を理解するために非常に重要な考え方です。今後、よく登場するキーワードですので、ぜひ覚えて下さいね。次回は、太陽光パネルの特徴的な壊れ方、『クラスタ故障』についてお伝えする予定です。それでは皆さん、またお会いしましょう。ありがとうございました。太陽光パネルに異常に詳しい会社株式会社アイテス 藤本秀樹
 

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