あ行

EL (Electro-Luminescence)

[読み]いーえる(えれくとろ-るみねっせんす)
太陽電池は光を吸収して発電し、逆に通電すると発光する。この光を撮像する方法をEL観測という。
アイテスの太陽電池EL画像検査装置PVXシリーズは、その近赤外波長のEL微弱発光を観測する。この発光強度は発電層の良否と相関するので、欠陥があれば発光現象に差が出る。これを利用して、暗部となる電極の不良や、発電層の欠陥を抽出することができる。

インターコネクタ

[読み]いんたーこねくた
結晶型シリコン太陽電池用の集電用配線。 太陽電池のセルとセルを接続して、それぞれのセルで生成された電気エネルギーを集電する電極。[同義語]バスバータブ線

インピーダンス測定

[読み]いんぴーだんすそくてい
交流信号を印加して抵抗値を測定する。
ソラメンテ-Zでは太陽電池に印加する正弦波信号の周波数を変えながら、太陽電池の直列抵抗を測定する。

オペレーション&メンテナンス(O&M)

[読み]おぺれーしょんあんどめんてなんす(おーあんどえむ)
太陽光発電システムの運用と整備・保守を指す。
安全面と発電性能を長期的に維持管理するためには、定期的な保守点検が必要。また、改正FIT法では、適切な保守管理(メンテナンス)を実施することが義務付けられている。

か行

改正FIT法

[読み]かいせいふぃっとほう
平成24年度に施行された再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT)開始後の課題より見直されたもの。
主な改正ポイントは、①「設備認定」から「事業計画認定」とする、②太陽光発電事業者への改善命令と認定取り消しが明文化、である。
太陽光発電設備のO&Mに対して、電気事業法に基づいた保安規定を策定し、民間団体が作成したガイドラインを参考にした、保守点検および維持管理を実施し記録を保管することが定められている。

逆流防止ダイオード

[読み]ぎゃくりゅうぼうしだいおーど
接続箱内に配置されて、ストリング間で電流の逆流を防止するための素子。
ストリングのスイッチがヒューズ式の断路器の場合は、配置されていないことが多い。

クラスタ

[読み]くらすた
結晶型太陽電池で、太陽電池セルの直列回路とバイパスダイオードが並列に接続された回路のこと。

クラスタ故障

[読み]くらすたこしょう
回路不良によりクラスタの単位で出力できなくなった故障のこと。
通常結晶型太陽電池は、3つのクラスタより構成されており、クラスタ故障となることで、1/3以上の出力低下となる。
この状態になると、メーカー出力保証値(10年で81%以上)を満たすことが出来ない。
クラスタ故障には、「クラスタ断線」「クラスタ高抵抗化」「バイパスダイオード短絡」の3つの種類がある。

クラスタ故障

→バイパス回路故障

さ行

CIS薄膜型太陽電池(CIS薄膜パネル)

[読み]しーあいえすはくまくがたたいようでんち(しーあいえすはくまくぱねる)
シリコンの代わりに、銅(Cu)、インジウム(In)、セレン(Se)の化合物を原料として作られる太陽電池。
結晶型太陽電池との違いとして、クラスタ回路になっていないことや、電圧が高く電流が小さいという特性がある。
このため、一般的にCIS薄膜型太陽電池のストリングは、直列・並列の接続で構成されている。
ストリングが並列構成となっているため、接続箱からのソラメンテ-Zによるインピーダンス測定は現状では有効とはいえない。ソラメンテ-iS(SI-200)にCiSアダプターを接続することで、バイパスダイオード短絡故障したモジュールを特定することができる。

ジャンクションボックス

[読み]じゃんくしょんぼっくす
太陽電池モジュールが発電した電気の取り出し口。この中にパイバスダイオードが配置されている。 

スネイルトレイル

[読み]すねいるとれいる
太陽電池パネル表面に見えるカタツムリが這ったような黒い連続線。
真の原因は定かではないが、セルのマイクロクラックと同じ位置に、半年ぐらい経過して発見される。
スネイルトレイル が直接出力ロスを生むとは限らず、現在のところパネルメーカーは欠陥品としての交換対象にしていない。
クラックがさらに進行すると空気層ができ白色化し、ホワイトスネイルといわれる。このクラックが発生している状況ではセルがショートを起こしホットスポットが発生し、危険な状態になる。海外では実際に重大な事故につながったケースも報告されている。

接続箱

[読み]せつぞくばこ
太陽電池で発電した電気を ストリング単位で集めてパワーコンディショナー(パワコン)に送り出すための箱。

セルストリング

[読み]せるすとりんぐ
太陽電池セルに取り付けた配線用の電極を次のセルと半田付けして、複数のセルを直列につないだもの。

ソラメンテ

[読み]そらめんて
ストリングチェッカーの「ソラメンテ-Z」とパネルチェッカーの「ソラメンテ-iS」。通常、ソラメンテ-Zによるストリング測定をSTEP1とし、異常を検出したストリングについては、STEP2としてソラメンテ-iSで故障パネルの特定を行う。

→ソラメンテ

た行

太陽電池ストリング

太陽光発電システム構成
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[読み]たいようでんちすとりんぐ
太陽光発電の構成単位で、複数の太陽電池モジュールを直列で配線し、まとまった電力量が得られるようにしたもの。
一般的には太陽光発電システムの発電系統の呼称。モジュール内のセルストリングとは別のもの。

太陽電池セル

[読み]たいようでんちせる
太陽電池の素子。太陽電池を構成する最小単位。

太陽電池モジュール

[読み]たいようでんちもじゅーる
太陽電池の構成単位のうち、製品として流通する単位。 [同義語]ソーラーパネル、太陽光パネル

タブ線

[読み]たぶせん
結晶型シリコン太陽電池用の集電用配線。 太陽電池のセルとセルの間を接続して、それぞれの素子で生成された電気エネルギーを集電する電極。[同義語]インターコネクタバスバー 

な行

は行

バイパス回路

[読み]ばいぱすかいろ
部分的な影やクラスタ回路内の導通不良等が発生した際に、発電電流を迂回させる回路。該当モジュールおよびストリング全体の導通不良を防ぐ出力面での調整回路であり、モジュール内の発熱や焼損を防止する安全回路でもある。

バイパス回路故障

[読み]ばいぱすかいろこしょう
バイパス回路の故障には、開放(オープン)故障と短絡(ショート)故障がある。
バイパス回路の開放(オープン)故障とは、モジュール内の配線接合部の高抵抗化(クラスタ不良等)や影等により、バイパス回路に常時通電する状態が長期間継続すると、耐久性能を超えて断線してしまう状態を表す。この状態になると高抵抗化した配線接合部に発電電流が流れ、異常発熱の状態となる。
バイパス回路の短絡(ショート)故障とは、雷等によりバイパスダイオードが短絡することで、発電電流がバイパス回路を逆流してしまい、クラスタ内に短絡電流が流れる状態のこと。
バイパス回路の短絡故障(バイパスダイオード短絡故障)になると、ストリング開放状態でも該当クラスタ内には短絡電流が流れ続けるため、ソラメンテ-iSにて明確に故障状態であると判断できる。

バイパスダイオード

[読み]ばいぱすだいおーど
バイパス回路を構成する素子のこと。

バスバー

[読み]ばすばー
結晶型シリコン太陽電池用の集電用配線。
太陽電池のセルとセルの間を接続して、それぞれの素子で生成され電気エネルギーを集電する電極。 [同義語]インターコネクタ タブ線

バスバー断線

バスバー断線 

[読み]ばすばーだんせん
セルの2~4本のバスバーのうち、いくつかが断線(高抵抗)した状態。
断線があっても、正常なバスバーに集中して発電電流が流れる。電流の流れに偏りができるため、放置しておくと全てのバスバーが断線してしまうクラスタ断線へと進行する。
ソラメンテでモジュール内のすべてのセルのバスバーをスキャンした場合、電流を感知しない部位はバスバー断線の疑いがある。この場合、モジュールの全出力にはほとんど影響しないが、(2 本バスバーの場合)片方のバスバーに2 倍の電流が常時流れていることになり、劣化を加速し破断する可能性がある。

→クラスタ故障

バックコンタクト型太陽電池

[読み]ばっくこんたくとがたたいようでんち
太陽電池セル表面に電極がなく、裏面に電極(銅電極)を集約した太陽電池。
電極が受光面(表面)にないため、多くの光を取り込むことで変換効率を高めることが出来る。

パワーコンディショナー(パワコン)

[読み]ぱわーこんでぃしょなー(ぱわこん)
発電で生じた直流の電気を交流に変換するインバーター 。
太陽電池などの発電システムで発生する直流電力を交流電力に変換した上で、家庭内での利用、または蓄電池への充電、系統への売電などに適した、安定した出力に整える役割を持っている。
パワコン、PCS(Power Conditioning System) とも呼ばれる。
パワコンは分散型と集中型の2つのタイプに分けられる。
分散型は接続盤機能が一体型になっているものが多く、なかにはケーブルを外さないとストリングを開放状態にできないものがあり、その場合、パネル側の点検は困難である。

PL (Photo-Luminescence)

[読み]ぴーえる(ふぉとるみねっせんす)
太陽電池は光を吸収して発電するが、一部は発光という現象で放出している。この光を撮像する方法をPL 観測という。
アイテスのPLイメージング装置POPLIは、バンドギャップに基づく発光波長域を観測する。もし、欠陥があれば、発生したキャリアがトラップされるため、正常領域に比べて発光輝度が下がり、その輝度差から異常部位を判定することができる。

表面電極

[読み]ひょうめんでんきょく
太陽電池セル表面上の電極。発電した電気を集める電極。 [同義語]フィンガー電極

フィンガー電極

[読み]ふぃんがーでんきょく
太陽電池セル表面上の電極。発電した電気を集める電極。 [同義語]表面電極

ま行

や行

ら行

わ行