ソラメンテはシリーズがたくさんあって迷ってしまう…という方に、買ってから後悔しない、機種選びのポイントをご説明します。

製品ラインナップ
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どんな発電所の点検ですか?

まず、第一のポイントとして、ストリングチェッカーは点検する太陽光発電システムの直流電圧によって、使える機種が分かれています。

直流電圧750Vまで(低圧・住宅用)

eZ-10 ¥160,000-
直流電圧1000Vまで

SZ-200 ¥400,000-
直流電圧1500Vまで

SZ-1000 ¥600,000-

ポイントは直流電圧

太陽光発電所

太陽光発電所の竣工検査や第三者評価を目的として、ストリング点検を実施することもあると思いますが、新設の発電所では特に「ストリングの直流電圧」には、ご注意ください。

現在の産業用太陽光発電システムの開発現場では、部材コストや工数の低減につながる直流電圧1500V仕様のシステム採用が進んでいます。これらは、ストリングの発電電圧が1000Vを超えるシステムとなります。

このため、1500V仕様で設計されているストリングは、耐電圧が1000V未満の点検機器は使用できません。ソラメンテだけでなく、テスターやIV測定器でも、1000V以上に対応した点検機器を使う必要があります。

また、最近の高効率タイプのパネルは、公称開放電圧が45Vを超えるものもあります。単純計算では、45V×23枚を直列につなぐと1000V以上になります。

注意

天候と気温によっては、公称開放電圧×モジュール枚数が1000V未満であっても実環境下でのストリングの開放電圧は1000Vを超えることもあります。直流電圧1000V未満の設計仕様であっても、公称値で900V前後の設計をされている発電所の点検は要注意です。この場合は、1500Vに対応したソラメンテ-Z(SZ-1000)をご利用いただくことをお勧めします。

ストリングチェッカーの機能

4機種
左からSZ-1000,SZ-200,SZ-100(販売終了),eZ-10

基本機能は?

インピーダンスと開放電圧を測定する基本機能については、SZ-1000、SZ-200、eZ-10、どのストリングチェッカーを使っても同じです。これら3機種には自動測定機能がついており、効率よく点検ができます。また、ソラメンテシリーズのセールスポイント「天候変化の影響を受けにくい」点も同じです。

主な違いは、データ記録機能です。eZ-10は記録機能がついていませんが、SZ-200は3000件、SZ-1000は4000件のデータ記録が可能です。また、SZ-200 ・SZ-1000は、本体に記憶した測定データをCSV形式でSDカードに保存してパソコンに移せるので、点検報告書が簡単に作成できます。

変換ケーブルは全機種対応

PCSとケーブル
コネクタ接続タイプの分散型PCS

ストリングチェッカーを使って分散型PCSで点検される際に、時間短縮できる「変換ケーブル(MC-4コネクタ・SMA用)」のお取扱いもしています。こちらの変換ケーブルは、オプション品です。全機種に対応しています。

大きさ・重さの比較

4機種の高さ比較
高さ比較2
重さの+●gの表記は、電池の重量です。

操作性・可搬性の面では、 eZ-10が軽くて小さいので取り扱いしやすいです。ディスプレイはSZ-1000が一番大きいので、表示が見やすいです。

パネルチェッカーの機能

故障パネルの特定と拡張機能

ソラメンテシリーズには、発電中にパネルの発電電流をチェックして、故障パネルを特定できる「ソーラーパネルチェッカー SI-200」があります。

スーパーロング延長棒 SPL-200を追加すると最大3.8mの長さになり、センサー部分がパネル上段まで楽に届きます。ストリングチェッカーと併せてのご使用を、お勧めしています。

SR-200+SI-200+SPL-200
ソーラーパネルチェッカー SI-200+スーパーロング延長棒 SPL-200使用時(先端はSR-200)

また、ソーラーパネルチェッカー SI-200は以下の()内の機種を組み合わせることにより、新たな活用方法が生まれます。

  • 送電前・送電停止時のパネル点検(SZ-1000かSZ-200とSI-200・SR-200が必要)
    →送電前の竣工検査や停電点検の際に故障パネルを特定するには、Z/iS連携キットSR-200とストリングチェッカーSZ-1000・SZ-200を組み合わせて使用します。
  • CIS薄膜パネル点検(SI-200・SC-200が必要)
    → SI-200にオプションのSR-200を装着することで、ソーラーフロンティア社製CIS薄膜パネルのバイパスダイオードショート故障が特定できます。
SR-200
SC-200

変わりまして、eソラメンテの拡張機能は、

  • 電流センサー eA-10

のみとなっています。この電流センサーeA-10を使うことで、SI-200同様に故障パネルを特定することができます。ただし、eソラメンテ eZ-10本体と電流センサー eA-10をケーブルで接続し、eZ-10から電源の供給を受けて動作します(eA-10単体だけの使用はできません) 。

また、電流センサーeA-10に付属している延長棒の長さは、最長0.94mです(付属の延長棒では、これ以上の延長はできません)。

eA-10
eソラメンテ eZ-10と電流センサー eA-10

まとめ

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いかがでしたでしょうか。それでもまだ迷っている、という方にもう少しご説明いたします。

低圧・住宅用の太陽光発電所のみの点検であれば、eZ-10がお勧めです。シンプルな機能で価格が安く、入門編としても最適です。ビルのメンテナンスのついでに屋上の太陽光パネルの点検や、住宅の電気点検と同時に太陽光パネルの点検など、他の点検と組み合わせて使うのにお勧めです。

高圧の太陽光発電所の点検が主であれば、SZ-1000または、SZ-200をお勧めします。当初は基本セットで導入いただいても、後から拡張機能が必要になった場合に追加導入していただけます。データ記憶機能もあり、メガソーラーの点検にも活躍します。1000V以上の太陽光発電システムを点検される方は、SZ-1000をご選択ください。

やっぱりどの機種を使うか決められない…という方は、遠慮なくアイテスにお問い合わせください。ご要望をお聞きして、ベストな提案をさせていただきます。