ソラメンテ メンテナンスの基礎知識


ソーラーパネル故障の種類


結晶系ソーラーパネルの故障の代表的なものにクラスタ故障があります。

結晶系のソーラーパネルは大部分が3クラスタ構成なので

1クラスタの故障でパネル出力の1/3を失います。

その結果、出力保証値*を満たさず、メーカー保証期間内では無償交換の対象となります。

 

すなわち、クラスタ故障を見つけることが

交換により出力回復がはかれる、結果を出すメンテナンス なのです。

 

故障を見つけても、そのパネル出力が保証値以上あれば

交換などのアクションが取ることが困難であり、

そのメンテナンス作業は徒労に終わります。

 

太陽光パネル 故障 交換

*ソーラーパネルの出力保証

(産業用ソーラーパネルの場合)


  パネルメーカーの出力保証は一般的に
  ・10年間までは定格出力の81%以下で交換または修理
  ・10年から20年間までは定格出力の73%以下で

  交換または修理


クラスタ故障の種類


クラスタ故障には「クラスタの断線」「クラスタの高抵抗化」「バイパスダイオードの短絡

の3種類があります。

原因の多くはパネルあたり約300か所といわれるはんだ接合部の剥離などの構造上の不具合です。

太陽光パネル 故障 クラスタ
太陽光パネル 故障 クラスタ


太陽光パネル 故障 クラスタ

クラスタの断線


太陽光パネル 点検 故障 クラスタ

 

 

直列接続されたセル間をつなぐ電極配線(インタコネクタ)のはんだ接合部が剥離し、クラスタ回路単位で断線したもの。

はんだ接合部はパネルあたり約300か所あり、過酷な屋外の温湿度ストレスなどによりはんだの剥がれを起こします。

クラスタの高抵抗化


太陽光パネル 故障 高抵抗クラスタ 

はんだ接合部が剥がれかけて導電性が低下し、クラスタ回路の一部が高抵抗化する状態です。

朝夕など日射が少ない時はクラスタに発電電流が流れるが、日射が強くなると高抵抗によりクラスタはバイパスされる、わかりにくい現象が起きます。

バイパスダイオードの短絡


太陽光パネル 故障 バイパスダイオー ドショート

クラスタごとに組み込まれているバイパスダイオードが、不具合や経時劣化により短絡したもので、発熱を伴います。

パネルを開放状態にしても電流が流れている(逆流)ので、ソラメンテ-iSで確認できます。短絡から断線に至り、そのクラスタの断線または高抵抗化が重なるとクラスタから発熱し、発火の恐れもあります。

 



太陽光パネル 点検