よくある質問




■ ソラメンテ製品について ■


Q アイテスではソラメンテを使った点検受託作業は行ってないの?

A 弊社は点検受託作業を行っていません。ソラメンテのご購入前提での点検デモについてはご要望に応じて対応させていただいています。費用等、詳細は担当営業(E-mail:sales02@ites.co.jp, 電話:077-599-5040)へお問い合わせください。

Q ソラメンテの価格はいくらなの?

A 担当営業(E-mail:sales02@ites.co.jp, 電話:077-599-5040)へお問い合わせください。

Q ソラメンテのレンタルはしてないの?

A 弊社では現在行っておりません。ソラメンテを購入された企業様でソラメンテのレンタルサービスをしているところはあります。また、リース会社を通してリース契約でのご提供は可能です。詳細は担当営業(E-mail:sales02@ites.co.jp, 電話:077-599-5040)へお問い合わせください。

Q ソラメンテの装置の保守はどうするの?

A 保守については、装置の保証書記載の条件のとおりです。納品後1年間は無償保証となっています。ご購入後1年を過ぎたお客様には別途有料で保証期間を3年間延長できる安心パックのご案内を差し上げております。詳細は担当営業(E-mail:sales02@ites.co.jp, 電話:077-599-5040)へお問い合わせください。

Q ソラメンテは校正が必要ではないの?

A ソラメンテ-Z、ソラメンテ-iSは、それぞれソーラーパネルのストリングの開放電圧、インピーダンス、クラスタに流れる電流を「隣接する同条件のストリングやクラスタと結果を相対比較するチェッカー」です。したがって電気的性能の絶対値の保証が必要な校正対象機器ではありません。しかし、弊社工場出荷時は使用目的に適する出荷試験を行っており、ご要望により、有償にて工場出荷時の状態に再調整、クリーニングするリフレッシュサービスを行っております。詳細は担当営業(E-mail:sales02@ites.co.jp, 電話:077-599-5040)へお問い合わせください。

Q ソラメンテの製品寿命はどれくらい?また消耗品はありますか?

A ソラメンテシリーズは弊社推奨(取扱説明書)のご使用下では、法定耐用年数5年を想定して設計されています。ソラメンテ-iS、ソラメンテ-Zともに消耗部品はありますが、その交換必須期間はご使用の状態、頻度により、極めて差が大きいため、特に交換サイクルを限定はしておりません。

目安として、1年に1回の弊社リフレッシュサービスをご利用ください。詳細は担当営業(E-mail:sales02@ites.co.jp, 電話:077-599-5040)へお問い合わせください。

Q ソラメンテ-iSは交流磁界はチェックできないの?

A ソラメンテ-iSは直流電力を発電する太陽電池専用の点検器です。パネルのインターコネクタに流れる電流が発生する磁界をチェックするものです。市販品に交流磁界チェッカーがありますが、太陽電池発電は直流ですので、交流磁界チェッカーでは測定できません。

Q ソラメンテ-iSは何mまで延長できるの?届かないところがあるんじゃないの?

A ソラメンテ-iSの全長は標準で2.1m、オプションの「スーパーロング延長棒」をご使用いただくと3.6mとなります。野立てのソーラーパネル4段構成の発電所の最上部パネルに届くことを想定しております。工場平置きでソーラーパネルが広い面積に隙間なく配置されている場合や一部住宅屋根など、足場の環境制限により届かない場合はございます。上記平置きや住宅屋根の場合は、該当発電所のパネルメーカー、施工業者のガイドラインに沿って作業を行ってください。

Q ソラメンテ-Zで記録件数が999件を越えたときに、データは上書きされるの?

A 上書きされません。999件を越えると測定は続けられますが、データがメモリーに記録されません(表示のみ)。USB経由でパソコンにデータをダウンロードしてメモリーを空に戻して、次の測定記録を行ってください。

Q ソラメンテ-Zで測定するとき、対応するストリングの開閉器を単独で切って大丈夫?開閉器を切るときに開閉器の上流側のバリスタが壊れることがあるけど?

A  開閉器の下流側の接続端子にソラメンテ-Zのプローブをコンタクトして測定しますので、上流側にある機器への影響はありません。この質問が開閉器を切るときのシステムへの影響についてであれば、ソラメンテの測定とは直接の関係がありませんので当該システムのメーカー担当者にお問い合わせください。

Q ソラメンテ-Zは接続箱からの配線ケーブルやパネル間のPVケーブルの抵抗の影響を受けないの?

A  ソラメンテ-Zは接続箱の開閉器の接続端子経由でソーラーパネルのストリングに解析信号を発信してインピーダンスを解析します。その際にPVケーブルの長さやソーラーパネルの配置の影響を極力小さくしてインピーダンスを測定する工夫をしております。

Q ソラメンテ-Zで測定した抵抗値は、昼間と夜間で同じなの?

A ソラメンテ-Zが測定対象にしているソーラーパネルの抵抗値(インピーダンス)は昼間と夜間で差異はありません。太陽電池が発電している状態とそうでないとき(夜間)の違いで、半導体でもある太陽電池には温度やその他の電気・電子パラメータの変化が起こりますが、ソーラーパネルがクラスタ故障かどうか判断するには影響がありません(その影響は十分小さいです)。

Q ソラメンテはスネイルトレイルが発生したソーラーパネルを検出できるの?

A  スネイルトレイルはソーラーパネルの太陽電池セルにクラック(割れ)があるときに、設置環境によって発生し、可視化される現象です。しかし、発電出力に直接影響しない事例も多く、ソラメンテでの点検や出力測定器などの測定で異常がない場合は、発電性能自体には問題がありません。しかしながら、その状態が進行し、割れが拡大し、複雑に割れることで発電性能に影響が出る場合もあります。そのような状態になると、ソラメンテ-Zでは開放電圧の低下、場合によってはソラメンテ-iSで反応しない(電流が流れない)クラスタが見つかる可能性があります。

Q ソラメンテはPIDが発生したソーラーパネルを検出できるの?

A  PIDは、ソーラーパネルの太陽電池セルの発電性能そのものが劣化する現象です。ソラメンテは、クラスタ故障に特化した点検器ですのでPIDを確実に検出できる保証はありません。ですが、PIDが発生していることが実証されている現場でソラメンテ-iSを使って点検したところ、開放状態であるにもかかわらず電流が流れている太陽電池セルがソーラーパネル内に散在している現象を見つけた事例があります。これはPIDにより、太陽電池セルの並列抵抗と呼ばれる抵抗成分が小さくなり、太陽電池セル内部で短絡回路が形成され、電流が自己ループしたと推定できます。PIDの発生したソーラーパネルを外し、弊社のPVXシリーズでEL検査すると、画像の濃淡で発生の有無を判断することができます。


■ 太陽光メンテナンスについて ■


Q 1メガの太陽光発電所をソラメンテで点検したときのおおよその所要時間は?

A 1メガWであれば、ソーラーパネルの枚数は約4000枚です。したがって1ストリングを15直と仮定すると、ソラメンテ-Zで測定するストリング数は約267か所。1か所の測定時間は3秒程度ですので、接続箱の開閉準備、移動などを含めて、2時間~半日程度で終わります。時間に幅があるのは、発電所の設置状況によって変わるためです。例えば、野立てでも傾斜地と平地で違いますし、接続箱の配置、ソーラーパネルの配置によっても違ってきます。平地の野立てで密に設置され、接続箱もまとまっている環境では、2時間よりも早く終了した事例もあります。

Q ソーラーパネルのストリングの開放電圧測定、インピーダンス測定は、普通のテスターでもできるんじゃないの?

A 汎用のテスターが被測定物の抵抗を測定する際は、テスターから微小な直流電流を流し、オームの法則で抵抗を求めています。ソーラーパネルのストリングは太陽電池が直列につながったもので自己発電している電源です。普通の電池の内部抵抗を測定することが汎用のテスターではできないように、ソーラーパネルでも同様に測定できません。また、発電していない夜間に測定したとしても、ソーラーパネルを構成している太陽電池はダイオードの集合体であり、知りたい発電電流の線路の直列抵抗を測定することはできません。ソラメンテ-Zは自ら固有の解析信号をソーラーパネルのストリングに発信し、その信号を解析計算することでインピーダンスを求めています。

Q 素人でもソーラーパネルの故障を見つけられますか?

A ソラメンテはソーラーパネルのクラスタ故障を特定します。天候に左右されにくく、直感的に使えますので、ソーラーパネルの基礎的な知識をお持ちの方でしたらどなたでもお使いいただけます。ソーラーパネルの基礎的な知識については、別紙「ソーラーパネルの故障と保守が良く分かる本」をご参照ください。ソラメンテ-Zについては低圧または高圧電気取扱者講習を受ける必要があります。

Q ソラメンテ点検に必要な資格がありますか?

A ソラメンテ-Zでソーラーパネルのストリングを測定するときには接続箱を開いて行います。接続箱の中にはソーラーパネルのストリングから数百ボルトの直流電圧がかかっています。接続端子は人が接触しにくい構造になっていることが多いですが、電位が直流750V以下なら低圧電気取扱業務特別教育を、直流750Vを越えるならば高圧電気取扱業務特別教育を受講することが労働安全衛生法で規定されています。

Q ソラメンテ-Zで抵抗値が非常に高いという場合、どの程度の数値になるの?

A ひとつのストリングを構成するソーラーパネルの枚数や配線距離によってそのストリングの抵抗値は違います。通常結晶系ソーラーパネルはメーカーによって差異はありますが1枚1Ω程度です。したがって1ストリングス20直の大型発電所であっても、ストリングの抵抗は大きくても20Ω前後です。ソラメンテ-Zでは1000Ωまで測定できますが、抵抗値が非常に高い場合、OL(Out Of Limit)と表示することで、故障を判断しやすくしています。OL: ソーラーパネルのストリングの開放電圧が100V未満の場合は250Ω以上、100V以上の場合は100Ω以上。詳しくはP22 「3-1 ”OL”表示の解説」をご参照ください。

Q ソラメンテ‐iSよりもサーモカメラで調べたほうが、調査時間が短いんじゃないの?

A サーモカメラは温度分布状態を把握するツールなので、サーモカメラの操作に習熟した人にとっては有効なツールです。しかし、外気温によってソーラーパネルの故障による温度差異が小さくなったり、バイパスダイオードの種類によっては故障時の発熱が小さかったりするので、故障のすべてを見分けられるわけではありません。ソラメンテ‐iSはソーラーパネルの発電状態を直接確認するツールなので、サーモカメラと得られる情報が違います。調査時間を比較することに無理があると思います。パネルメーカーが不良交換に応じられるのは「発電性能が低下したもの」ですので、電気的に故障しているのか確認する必要がありますが、サーモカメラではこの判断はつきません。

Q ソラメンテで不具合を見つけたデータでメーカーとパネル交換の交渉ができるの?

A 交渉はできると思います。3つのクラスタから構成されているソーラーパネルで1つでもクラスタ故障があれば出力は定格値の66%となりますので、メーカーの保証値が81%であれば保証値を下回るので交換対象になります。ソラメンテは発電所に設置されている大量のソーラーパネルの中からクラスタ故障のパネルを特定するツールで、その労力を大幅に軽減します。クラスタ故障を発見した後は、お手持ちの汎用テスター、IVカーブ測定器、クランプ電流計などで故障パネルだけを測定し、エビデンス(証拠データ)を取ることも有効です。パネルメーカーやEPCによって出力保証確認方法は違いますので、それぞれで決めている方法で確認し、該当するならば良品と交換になると思います。


■ 太陽光パネルの故障について ■


このハンドブックで経験されている故障パネルのメーカー名を教えてもらえない?

A 弊社は、故障を発見したパネルのメーカー名が特定できる情報は開示しないことにしていますので、お教えすることはできません。

Q ソーラーパネルは20年以内に故障するの?

A 今のところ正確な推定は難しいと思います。過去に設置されたソーラーパネルでは20年以上出力している事例もありますので、20年間故障しないソーラーパネルもあると推定されます。一方、FIT施行後に設置されたソーラーパネルでは、設置後1、2年での故障事例も多く経験していますので、故障することもあると考えて対応することをお勧めしています。結晶型のパネルで特に多い故障は、電極配線のハンダ剥がれによる接続不良、クラスタ故障です。

Q クラスタ故障はどのぐらいの割合で発生するの?何年ぐらいで発生するの?

A ソーラーパネルは品質の差が非常に大きく、クラスタ故障の要因の一つであるインターコネクタの配線、はんだ品質にもメーカーや製造方法で差があります。したがって発生の時期、頻度もばらつきが非常に大きく、断定ができません。弊社が実際に発電所で確認した例では、竣工1年以内でクラスタ故障が発生した現場が多数ありました。また、半年前と比較してクラスタ故障のストリング数が2倍以上増加した竣工1年後の現場もありました。送電を止めて実施される定期点検を1年毎に行っている発電所が多いですが、これはあくまで法定、保安面から求められる頻度です。ソーラーパネルの点検は、それよりも短い周期で実施した方が好ましいです。ソラメンテは、売電に影響を与えることなく、短時間でソーラーパネルを点検することが可能です。

Q 故障パネルは海外メーカー製が多いの?

A 正確なデータが提供されていませんので、わからないというのが正直なところです。産業用ソーラーパネルは海外メーカー製が多いですし、国産ブランドのパネルもOEMでの海外メーカー製がありますので、産業用では海外メーカー製のソーラーパネルが多いことは事実です。海外メーカー製の故障パネルに遭遇することはありますが、絶対数量が多いので故障率が高いとは言えません。

Q バイパスダイオードって本当に壊れるの?20年の耐久性があるんじゃないの?

A バイパスダイオードは、本来ソーラーパネルに一時的に影がかかったときに電流を迂回させるための回路素子です。正常な発電時でもクラスタに流れる発電電流と分岐して、バイパスダイオードにも微小な分流電流が流れています。しかしクラスタ故障、あるいは影や障害物が永続的にソーラーパネルを覆う状態になりますと、バイパス回路に大きな発電電流が常時流れます。その結果、バイパスダイオードがショートし、さらにそれを放置するとバイパス回路が断線してしまうこともあります。そのような状態になると、抵抗が高くなった影がかかったクラスタや故障クラスタに発電電流が無理やり流れてしまいます。それによりホットスポットや非常に高温になるエリアがクラスタ内に発生し、屋根や木の葉、建造物などがソーラーパネルに接触したときに最悪火災につながってしまう事態も考えられます。弊社では全国の発電所でソラメンテを使ってソーラーパネルを点検した際に、実際にバイパスダイオードがショートしている発電所に遭遇しています。落雷被害で大量のソーラーパネルのバイパスダイオードがショート故障したメガソーラーの現場もありました。また、2015年6月に開催された産業技術総合研究所の太陽光発電研究 成果報告会でもバイパスダイオードの故障事例研究が報告されています。

 


■ 点検現場の操作について ■


 

Q ① プローブのコネクタが本体からすぐに抜けるんだけど…  (ソラメンテ-Z)

A プローブは奥までしっかり挿し込まれていますか? 挿し込みが甘いと測定できなかったりすぐに抜け落ちたりします。 奥までしっかり挿してください。

 

ソラメンテ-Z プローブ コネクタ

 

Q ② ソラメンテ-Zは接続箱の通電(連系)状態で測定はできますか。  (ソラメンテ-Z)

A 接続箱のブレーカーが接続されていると測定できません。 必ず接続箱のブレーカーをOFFにして開放状態で測定してください。 また、インピーダンス測定中のブレーカー操作は感電や機器を破損する可能性もあります。危険ですので絶対にやめてください。

 

 

Q ③ 本体画面左側に“d”が表示されているがこれは何を意味しているの  (ソラメンテ-Z)

A インピーダンス測定中にプローブコンタクトが外れたり不安定な場合に、 本体画面左側に“d”マークが表示されます。このマークが表示された場合は、 正常に測定できていませんので再測定してください。 測定中はプローブを安定した状態で保持し、動かさないようにしてください。

 

ソラメンテ-Z ブレーカー 開放 d コンタクト

 

Q ④ ソラメンテ-iSでうまく測定できない。センサーの反応が不安定。(ソラメンテ-iS)

A ソラメンテ-iSはパネル探索前に簡単な初期化が必要です。 初期化の方法については、取扱説明書をご参照ください。

 

ソラメンテ-iS 初期化 測定